中学受験で現役大学生の家庭教師を利用しているご家庭はどれほどいるでしょうか。積極的に現役大学生の家庭教師を活用する人は多くないと思います。それには次のような懸念があるからではないでしょうか。
大切な中学受験を控えているお子さんの勉強に大学生のバイト家庭教師に任せるなんて不安でしかないと感じる方もいるかと思います。
一方で現役大学生の家庭教師を有効活用して偏差値を大幅に上げている生徒も多くいます。むしろ最難関校を狙う生徒ほど現役の大学生家庭教師を活用している傾向にあります。
この記事では、現役大学生の家庭教師活用法についてご紹介します。リスクはありますが、それを鑑みても利用するメリットは大きいと思います。
現役大学生の家庭教師のメリット
現役大学生の家庭教師を活用する際にはいくつかのリスクがあります。しかし、それを理解した上で、信頼できる先生に指導をお願いすれば、お子さんの学力は爆発的に向上する可能性を秘めています。学校、塾、学習教材など様々な学習手段がありますが、家庭教師ほど効果的な学習はありません。
現役大学生の家庭教師を活用するメリットには次の効果があります。
教え方は思いのほか上手い現役大学生家庭教師
現役の大学生ということで、人に物を教えるという経験が少ないので、中学受験の勉強をうまく教えられるのか問い懸念があります。
でも、彼らの多くは中学受験や大学受験を勝ち抜くために長く受験勉強を経験してきています。その教わってきた経験をそのままお子さんに伝えられます。
特に、国立大学や医学部の学生は、暗記に頼った勉強ではなく、本質を理解して素早く解くスキルを持っています。なぜなら、難関大学の問題は、合格するには暗記に頼った知識では解けない問題を短い時間で解かなければ合格することが出来ないからです。
本質から理解しているので、基本の知識からわかりやすく教えることが出来ます。
現役大学生は身近なロールモデル
現役大学生は、お子様にとって身近な存在です。プロの家庭教師と比較して、年齢や経験が近くて親しみやすいので、信頼関係が築きやすいという特徴があります。
年齢も近いので、お兄さんやお姉さん的存在として、親近感を感じられるので、リラックスして質問や相談ができます。
また、第一志望にしている学校の学生を家庭教師にお願いすることで、学校生活のリアルな体験を聞くことができます。これはお子さんにとって大きなモチベーションにつながります。
最新の学習手法と専門知識の提供
現役大学生は、数年前は受験生として勉強をしていました。
そのため、最新のトレンドや学習方法にで学んできた学生が多く、精通していることがあります。これにより、お子様に合った効果的な学習スタイルを導入し、学習意欲を高めることができるでしょう。
難関と呼ばれる大学の学生ほど、効率的に考えて答えを導き出す学習法を知っている傾向にあります。
現代的な教育スタイルの活用
プロの家庭教師と異なり、大学生は現代の教育スタイルに精通しています。インタラクティブな学習や技術を活用した教育を提供することで、お子様の学習興味を引き出すことができるでしょう。
また、指導のノウハウはプロの家庭教師よりも劣りますが、型にハマらずより柔軟な思考で、生徒に合った指導法を考えてくれます。
4科目全てをお願いできる
すべての先生ではありませんが、国立大学や医学部の学生であれば、中学受験はすべての教科を見てくれる先生もいます。
プロの家庭教師も受験塾の先生も多くの場合、担当科目を決めています。そこに特化した指導テクニックを磨いているからかもしれません。一方で大学生の家庭教師は、数年前までは受験するために全教科の勉強をしていました。
すべての科目について、各科目の指導に特化した先生から教わっていたノウハウをそのままお子さんの勉強にトレースしてくれるので、良質な指導を一人の先生から受けることが出来ます。
しかも、毎週同じ時間にも関わらず、今週は国語、来週は算数といった形で家庭の要望に柔軟に対応してくれます。
現役大学生の家庭教師を活用する方法
大学生は自分の勉強もしなければならないし、サークルなどの活動もあり基本的には忙しい合間に家庭教師をしています。だから勉強を教えるという点においては優れていても、その他の面はまだまだ未熟です。それを踏まえた上で、うまく活用して最大限の効果を得るためのコツを紹介します。
目的を共有することで効果的な指導を実現
現役大学生は、合格までの長期的な学習計画を立ててくれる人は多くありません。そこは、家庭教師センターの事務局や塾のカリキュラムに沿って進めるようにましょう。その上で、先生にお願いしたい内容を明確に伝えましょう。例えば、
- 苦手分野を克服したい
- 毎回の塾の授業の補足をお願いしたい。
など。保護者の意向を明確にして伝えれば、大学生家庭教師はその目的に向かって愚直に指導してくれます。
保護者主体のコミュニケーションで疑問解消
現役の大学生家庭教師は、先生と呼ばれてはいますが、まだまだコミュニケーション力は未熟です。保護者への報告が適切に出来ない可能性があります。
だからと言って、大学生家庭教師は教えるのが下手というわけではありません。
だから、初めは定期的な進捗報告やコミュニケーションは保護者側から質問して聞き出した方が良いです。保護者が聞きたいことを質問して先生に答えてもらう形式です。
質問されれば答えられます。まずは保護者として何を知りたいのかを伝えてあげてください。そうすれば、先生も安心して話し始めます。先生よりも保護者の方が人生経験は豊富です。教えること以外は保護者がサポートする必要があります。
短期活用で大きな効果
夏休みに塾の夏期講習を受ける代わりに家庭教師に指導を依頼するのは非常に効果的です。塾のテキストを用いてこれまでの学習内容を振り返り、苦手分野を徹底的に振り返ることができます。
塾の夏期講習でも、学習の振り返りはしますが、お子さんの苦手分野にフォーカスするわけではありません。塾にはカリキュラムがあり、多くの生徒がつまづきそうな重要単元に絞った指導となります。だから、必ずしもお子さんの苦手分野克服に直結しません。
塾に頼るだけでは、学力の大幅アップは期待できない理由
ここまでで、家庭教師の活用メリット、特に現役大学生の家庭教師の活用メリットを解説しました。でも、そもそも塾の授業についていくだけではダメなのかと言う疑問もあると思います。ここからは、塾に頼るだけでは成績が上がりずらい理由を解説します。
勉強量に比例して成績が上がるのは小学4年まで
日々頑張って勉強をしていても、学力を急激に向上させるのは至難のワザです。お子様を塾に通わせていれば、どんどん学力が上がって難関校を狙えるレベルに上り詰めるなんてことはほとんどありません。多くの生徒は勉強を頑張っていても、学力が伸び悩むことはあります。
以下のように、小学4年生までは成績は順調に上がりますが、それ以降は勉強量を増やしても成績が上がりずらくなる傾向にあります。

このような状況だと、塾の先生に頼りたくなるかもしれません。でも、多くの場合、塾に相談しても期待する結果は得られません。
学力が上がらない本当の理由

なぜなら、このような状況を作っているのは、お子さんではなく、塾の先生だからです。塾の先生の教え方が、お子さんにとってわかりずらかったり、難易度が高いから、学力が伸び悩んでいるのです。
問題は、塾の先生だけではありません。お子さんと塾の先生の相性だったり、学力にギャップのあるクラスで授業を受けていたりなど色々な理由がありますが、塾の先生がお子さんの学力に合わせて基礎の基礎まで遡って教えてくれることはほとんどありません。そして、成績が上がらない状況を見て先生が言うのは、
「もっと自宅で勉強しましょう」
です。でも、家庭学習で基礎を習得するのはかなり大変です。塾の授業と基礎の勉強の両方を並行して学習する必要がありますが、ほとんどのご家庭では、基礎の勉強を後回しにして、塾の宿題を終わらせることを優先して、わからない問題が蓄積されていきます。
学力を上げるには塾以外のアプローチが必要

授業が難しいと感じている先生に質問に行ってもおそらく理解は深まりません。なぜなら、教え方が難しい先生に質問しているからです。その先生の授業がわからなかったのに、授業後の質問で理解が深まることなんて非常に稀です。
塾の授業についていけないで伸び悩んでいるときは、新たなアプローチが必要なタイミングが来ていると考えるべきです。その新たなアプローチの一つとして効果が高いのは、家庭教師の活用です。
まとめ
現役大学生を家庭教師として活用することで、お子様の学力向上に新たな可能性が広がります。身近なロールモデルとしての存在や、最新の学習手法の提供により、学習意欲が高まることでしょう。ぜひ、信頼性のある現役大学生を選び、学習のサポートを得ることを検討してみてください。
